旅から学ぶ 子どもの教育

マレーシアで日本沈没の危機を体感!

2016/11/03

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新千歳空港ークアラルンプール間で、エアアジアの直行便が就航になったので、娘と妹親子で旅行してきました。

タクシー、空港、ホテル、ショッピングモール・・・すべて「英語」です。私たちが英語を理解できないと知ると、必ずタクシー運転手がこの質問をしてきます。

「ジャパン or コリア?」

つまり、クアラルンプールに来る観光客のなかで、東洋人の顔立ちをしていて、英語を理解できないのは日本人と韓国人であるということ。(なぜ?この記事が参考になります)

ちなみに、クアラルンプールにも英語を話せない人たちはいます。

歩道の屋台でお惣菜売っているオバちゃんや、インド人街のカレー屋のオジさんはカタコト英語も理解できないようでした。

マレーシアでは、英語が話せなければ就ける職業は限られてしまい、それが生活のレベルに直結しているようです。

偶然に出くわした就活イベント。各企業のブースにすごい行列ができていました。

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とはいえ、屋台やカレー屋さんという職業が、ダメだってことはありません。どんな職業であろうと、収入にかかわらず、本人が心から楽しいと思えて、毎日がハッピーならば良いと思うのです。

でも、平日だというのに屋台で働いていた子どもたちは、教育が受けられないがために、自分の将来に夢をみることも許されないかもしれない・・・と考えると複雑な気持ちになりました。

日本の子どもだって、マジやばい・・・

とはいえ、「英語が話せない」という点においては、クアラルンプールの屋台で働いている子どもと日本の子どもは同じじゃないですか!?

それどころか、屋台で働いている子どもの方が、地に足がついていて、日本人の子どもより生命力やサバイバル精神が高いに違いありません。

日本人、マジやばいと思ったのは、英語が話せないということだけが理由ではないのです。

マレーシアの基礎知識(外務省:平成27年9月7日)

人口比率:マレー系(約67%)、中国系(約25%)、インド系(約7%)

言語:マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語

宗教:イスラム教(連邦の宗教)(61%)、仏教(20%)、儒教・道教(1.0%)、ヒンドゥー教(6.0%)、キリスト教(9.0%)、その他

顔だちも、肌の色も、着ている服も、話す言葉も、宗教も違う人たちが一緒に住んでいる多様でカラフルな国、マレーシアでは、「お互いに違うのが当たり前」だから、自分の意見をはっきり言わないと何も始まらないし、自分の意見が受け入れられなくても「あ、そうですか」という感じ。

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それに比べて、日本だと「みんなと同じ」が当たり前で、そこからはみ出した者は、「空気を読めない」「気が利かない」という理由で集団からはじき出されたり、ワガママだと非難されてしまいます。

その結果、自分が何をしたいのか、本当はどう思っているのかが分からなくなったり、自分の意見を否定されると人格までも否定されたように感じたりするのではないでしょうか?

どちらが、世界標準なのか?といえば、、、、もちろん前者の「自分の意見をはっきり言う」でしょう。このままだと日本人はカゴの中の鳥、日本の中でしか生きていけなくなってしまいます。

確かに日本は、安全で清潔で、人はマナーを守り、お店では笑顔は当たり前、気遣いも行き届いている。最近ではそういった「日本の良いところ」を礼賛するテレビ番組や、SNSでの投稿が増えているように感じますが、私はすっごく違和感を感じる!

その「細やかな配慮、気遣い」に見えるものは、いつも他人の目を気にして生きているから出てくるんじゃないのか?本当の思いやりなのだろうか・・・と。

日本は素晴らしい国なんだよと、マレーシアで素直に言えない自分・・・

例えるならば、温室育ちの鶏が野生の鶏に向かって「ここは清潔で安全、三食付きで快適だよ!」と言ってるみたいなもの。そう言いながら、快適な場所で人に盗られるための卵を産んでいるたけで、生涯を終えていくのです。

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結局、なにが言いたいのか?

日本だけで特殊な進化を遂げた携帯電話を「ガラケー」と言いますが・・・

日本人自体がガラパゴス化してます。ヤバイです。

世界中の人々と互いに理解しあうために、また視野の広い人間になるため、これからの子ども達に英語は絶対に必要です。

だから、小さいうちから、英語には触れさせておくべき。といっても、小さな子どもに高い教材を買ってDVDやCDをかけっぱなし、英語漬けにするのは危険だと思います。
(参考:テレビの子守は危ない!自閉症と診断された言葉遅れの子どもたち
※ 自閉症のすべての原因がテレビや機械音だと考えているわけではありません)

発音なんかは気にしなくって全然OK!マレーシアで話される英語は、みんな訛っていました(笑)でも、だからといって、それを気にしている人なんて1人もいませんでしたよ。

日本で子どもに、小さいうちから英語に触れさせたとしても、現状の学校教育のままであれば、インターナショナル・スクールにでも通わない限り、子どもがバイリンガルに育つのは難しいでしょう。

でも、それでも良いと思います。英語に触れつつ、大切なメンタリティの部分を育てていくことが大切なのではないでしょうか。

自分の意見を言う練習をさせてあげる、意見を否定されることや人と違うことを怖れないように育てる・・・そうして、自分の意志で「英語の勉強がしたい」と思える年齢まで待つ!

な〜んて、偉そうに書いてますが、私がそんなに立派な子育てをしてきたのかというと、決してそんなことはありません。

こんな子育てをしたら、今の日本の風潮では、学校のお友達とはうまくやっていけないかもしれないって不安も理解できます。

でも今、そういった「みんな同じが当たり前」「自分では何も考えずに、周りにあわせる」という空気感に馴染めず、学校からドロップアウトしていく子どもたちの数がとっても増えています。

そういった感性の子どもたちが増えてきているということは、時代が大きく変わってきているのではないでしょうか?

新時代を生きる子どものために、何ができるのか?

それは人まかせ、学校まかせではなく、それぞれの親が真剣に考えなくてはいけないことですね。

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